***淫らな瞳***
「・・ぅはぁ、ぁや、やめ・・・」
くちゅくちゅという水音が静か過ぎる室内に響き渡る。
口付けを受けている小さな身体は、大きな身体に壁へと押さえ込まれ、見動きができずに男になされるがまま状態だ。
否定するエドワードの言葉を飲み込むかのように、ロイは執拗にエドワードの唇を舐め、合わせ、甘がみをする。
小さい身体、エドワードの方はもう限界なのか、大きな瞳は閉じられ目尻には涙が溜まっており、呼吸がままならなく頬が上気して息苦しそうに喘いでいる。
腰をロイに支えられ、腕はロイの軍服を弱々しく掴んでいる。
ロイはエドワードのそんな反応が大好きなので、しつこくしつこくキスを続ける。
エドワードが本当に苦しくなってきたのか、どんどんとロイの胸を強く叩き自分を放すように要求し、ロイは不満そうな顔をしながらも最後にエドワードの唇をぺろりと舐めてから、唇を解放した。
放したといっても、ロイの手はエドワードの頬を覆っていてほとんど唇がくっ付きそうなほど近い。
顔を放そうとするが、強い力で顔を固定されているからなす術もなく、今まで自分の唇を思う存分貪っていた随分歳上の男を睨みつけた。
睨みつけたところで潤んでいる瞳なので効果は激減どころか、もっと男を喜ばせる結果となるのことをこの無知な少女は知らないだろう。
「・・・てめぇ、すぐに放せよ!苦しいだろうが!!」
俺を殺す気か!?と、精一杯眉を潜め、初めの艶っぽい声とは正反対の声を、擦れて熟れた林檎のような色をした唇から漏れた。
その言葉にあらか様に溜め息を吐きながら、ロイはエドワードの額に自分の額をくっ付けながら、
「放したじゃないか、もっと君の唇を堪能していたかったのに・・・」
本心を告白した。
心底残念そうな含みを持った言葉を聞いたエドワードは、瞬間嫌な顔をしてロイの頬へと手を伸ばし、つねった。
「気色悪いこと言ってんじゃねぇよ!!」
たぶんエドワードに取っては照れ隠しなのだが、可愛くない反応だ。と自分でやっておきながら自分で思ってしまうエドワード。
だが、その反応こそロイが好きなものなのだ。
エドワードのどんな反応でもロイは可愛いと思ってしまうだろうまいった症状だ。
嫌そうな顔をしているが、本当は嬉しくて嬉しくて仕方がないのだが、プライドがあり素直に喜べなし、恥ずかしくもある。
だから照れ隠しとしていつもよりも、辛くロイに当たってしまう。
「エディナ、鼻で息をするんだよ?それだから苦しいんだ」
さっきの苦しい発言で答えをロイが言うと、またまたエドワードは怒り頬を強くつねった。
「言われなくたって分かってるよ!!」
痛い痛いと苦笑いをしながら、エドワードの身体を横抱きつまり、お姫様抱っこをしてベットへと進んでいった。
壊れ物でも扱うかのようにエドワードをベッドへと置き、ロイはその上へと覆い被さった。
ビクリと震わせる小さな身体を極力安心させるようにロイはエドワードの髪の毛を、優しく柔らかく上から撫でる。
それはベットに入ってから最初にされる行為。
頭を撫でられるのは嫌いではない。
むしろロイに撫でられるのは好きだ。
もっともっと、撫でて欲しい。
SEXをするよりももっと、頭を撫ででほしい時もあるくらい大好き。
密着した身体がお互いの体温を伝え、余計にエドワードを恥ずかしくさせた。
初めてではないが、どうしても男に覆い被されるのが怖くてならない。
愛しいのだが、この一瞬の緊張感はどうやっても拭えないだろう。
いくら好きな男とはいえ、視界がこの男一色で周りは何も見えない。
しかも、圧迫感があるからうろたえてしまう。
目線はロイを見ようとしないで、その辺をうろうろ漂わせていたエドワードの顎を掴み、自分の方へと向かせた。
その行動は毎回のように起こることなので、ロイは対して気にもしないでエドワードの唇を自分のモノで塞いだ。
「んっ・・・」
一方は髪を撫で、一方は顎を掴んだままはなさない。
エドワードもベットの上でなら素直に受け入れ、ロイの絡み付く舌を自分も合わせようと舌を出す。
エドワードの口内で二つの舌を唾液に絡ませながら、くちゅくちゅとした音を出す。
いつのまにか舌はどっちの口内で絡み合わせているのか分からなくなり、飲み干せなくなった唾液が二人の顎を伝いシーツの上へと落ちていく。
しばらくくっ付けていたが、どちらかともなく唇を放した。
間には銀色の糸が名残惜しげに二人の唇を繋いでいる。
エドワードは恥ずかしげに瞼を下に向け、息を荒くさせながら頬をさらに赤くした。
恥ずかしくて怒った後、さらに恥ずかしくなるとロイもも恥ずかしくなるくらい真っ赤になってしまう。
そんなエドワードを愛しそうに見つめ、ロイはまた唇を合わせた。
合わせながらロイの手はエドワードの身体をあちこち触り、感触を確かめ楽しんでいた。
そんな触り方にエドワードはくすぐったそうに身体をよじり、かすかに笑い声を漏らした。
だが、笑い声が喘ぎ声に変わるのはそんなに時間は掛からなかった。
ロイが両腕でエドワードの胸に触れる。
それだけでエドワードは緊張しピクリと身体が震える。
「う、あっ・・はぁ・・、ぁ、」
軽く揉み解していくと、中心の薄紅色をしたモノが存在を主張するように硬く立ち上がり、タンクトップの上からでも分かるほどぷっくりしてきた。
円を画くように乳房を揉んでいって、わざと中心のモノには触れないようにする。
でも、服の上からなので周りを揉んでいくと硬くたっているモノが、服でこすれ刺激をエドワードに与えてしまう。
直接的な刺激ではないので、むずむずするような、痒いような感覚を生んでしまう。
早く直で触ってほしいと強請る様にロイの瞳を見つめると、分かっているよとでもいうように微笑み、黒いタンクトップをめくり上げ、エドワードの胸を曝け出した。
普通の人よりかは大きい胸(エドワードに取ってはコンプレックス)が、ぷるんと音がしそうに震えロイの視界にさらされた。
寝そべっているため、胸は横に流れていたが中心のモノはぷくりと立っていてロイの視覚的にも楽しませた。
胸を脇から持ち上げ、服の上からしたようにまた触りだした。
中心のモノを親指の腹で押しつぶすと、エドワードの身体は震え、キメの細かい白い肌は淡い桜色に徐々に変化していった。
胸に執拗に愛撫を続けていくと、ますます中心のモノが硬くなり感度がましていく。
胸を触られるたびにビクビク小さな身体が跳ねあがる。
毎度のことだが、実に良い感度だ。
首筋に唇を這わせながら、エドワードの反応を楽しみながらも、不安になっていく。
良すぎるがために他の男に触らせることが恐ろしくなる。
私が見ている内ではそんなことはさせるつもりま毛頭ないが、もしも、という時がある。
そんなことがあったのなら・・・。
物騒なことを考えながら、エドワードの胸元にキスマークを振らせた。
エドワードはロイの愛撫によって呼吸が乱れ、苦しそうだが艶のある声を吐息と共に吐き出している。
吐息と共に声をもらすのでやたら色っぽい。
無意識のうちに出している声だから、ロイの決して太くない、むしろ細いぐらいの理性が切れそうだ。
もう切れてはいるが、完全にではない。
人間としての理性がある。
完全に切れてしまったら、エドワードを気持ちよくすることを考えないで、自分の気持ち良さだけを追求してしまいそうだ。
エドワードを全て欲しがってしまう。
そうなってしまったら、エドワードの身体が壊れてしまうだろう。
だから、じっくりと慣らしてからしないとエドワードに嫌われてしまうし、大変なことになってしまう。
ロイは邪魔になったタンクトップをエドワードの鋼の腕を通し、脱がしてその辺に放り投げた。
次に下肢に手を伸ばし、服の上から軽く太ももを撫でたら、それさえも愛撫と身体は勘違いをして小さく反応をしてしまった。
エドワードの上半身に余すことなくキスを振らせている間に、下半身を覆っている黒いズボンを脱がし、タンクトップと如何ようにその辺に投げ飛ばした。
腕だけ下肢へと伸ばし、服の上からではなく直接太ももを撫で上げる。
エドワードの身体の倍以上もある体重を、押しつぶすようにベットと自分の間に挟んでいたので、苦しかったがロイが身体を少し放したら、肺に空気が行き渡り幾分か呼吸が楽になった。
ほっと息を吐いた瞬間に、ショーツの上から割れ目を触られビクリと身体が跳ねあがった。
「あっ・・・」
エドワードは何度も触られているというのにまだ慣れないのか、顔を赤くし逸らした。
そこはもうしっとりと湿っていて、触れるとヌルっとした。
蜜がショーツを通って外に出てきてしまっているのだ。
ロイの愛撫を感じていることを物語っている。
ロイは細く笑み、人差し指の腹で割れ目を軽く何度も行き来させる。
その度にエドワードの身体が面白いように反応していく。
何度か触れていくと、さらにエドワードから出る蜜でショーツはますます濡れていった。
ショーツをちらりと見るともうそれは下着としての役割を果たせないほどに透けて、中心が薄く見えてきている。
うっすらピンク色だ。
ズクンと自分のモノが大きくなるのがわかる。
だんだんとズボンが窮屈になってきた。
早くそこに入れたい・・・。
指を深く割れ目に入れ込み、さらに擦る。
縦に、横に、時には抉るように。
薄い布から与えられる刺激に、直に触られる感覚とは違うモノを感じ羞恥に目尻に涙が溜まってくる。
くちゅくちゅと、水音が響き出す。
エドワードは卑らしい水音に恥ずかしくなり、両腕をロイの首の裏に回し、しがみ付いた。
それはエドワードの胸にロイの頭を押さえつけているようにも見える。
これではエドワードの可愛らしい顔が見えないが、ロイは目の前にあるエドワードのシコリ立ったモノを口内に含み、舐めまわした。
啄ばむように、中心を甘噛みしたり、舌で押しつぶすように快感を教える。
ロイが熱い息を吐くだけで、エドワードはますます体の中から蜜を垂らした。
上と下の両方からの愛撫に身体がガクガクして震えてくる。
ロイの耳元で淫らな声をだし、耐えるしかない。
「うぁ、ちょっ・・・」
ロイはショーツの間から細く長いが骨ばった指をするりと入れ、蜜で滴っている割れ目を撫で上げた。
しっとりとした蜜を割れ目に擦りこみながら全体へと広げていく。
望んでいた直接の愛撫にエドワードは嬉しく思いながらも、物足りなさを感じる。
もっと触って欲しい。
こんな回りくどいことをしないで、早くロイのモノを入れて欲しい。
そう思っているが、うまく口にはできずに口から出る言葉は、喘ぎ声だけ。
いつのまにかショーツを全部剥ぎ取り、機械鎧の足にぶら下げていた。
何度も割れ目を行き来していただけの指は、その周りの襞も撫で上げ、もっと上にある硬くこりこりしたところを親指で押し潰した。
押し潰した瞬間、
「ぁあ、んぁ!」
エドワードは今までで一番の声を洩らした。
クリトリスと刺激され、目を見開き快感に耐える。
「君は胸よりもやっぱりこっちのほうが感じるんだね」
ロイは胸を口内に含みながら喋り出したから、喋るたびに唇が硬くたっているモノにあたり、もどかしい快感をエドワードに与えた。
「ちょ・・、ぁしゃべぇ、る・・なぅ・・よぅ・・ん」
ピクピクしながら口に含みながら喋ることをやめて欲しいと懇願すると、
「何故だい?」
理由がわかっているはずなのに、くすくす笑いながら胸を蹂躙する。
笑うのでますます擦れてくるから、強くロイの首を自分の胸へと押しつけた。
ぎゅうっと。
「ぅん!ぁ分かってる、くせにぃ!!」
胸に押しつぶされたロイは、苦しくもあったがそれ以上に柔らかいエドワードの胸に顔を埋められたことを満足し、頬をもっと押しつけた。
意地悪だと、喚くエドワードの自分の唾液まみれになった胸から唇を放し、キスを目を合わせながら落としにっこりと微笑んだ。
エドワードはもう目尻から涙を零して、こっちを恨めしそうに睨んでいるであろうが、ロイから見たら誘っているだけにしか見えない瞳で睨んだ。
「ホントに可愛いな、エディは・・・」
可愛いといわれ、おもわずカッとなってしまって言い返そうとしたら、いきなり指を秘所に入れ込まれてしまった。
「やっ!」
濡れそぼっていたそこは、痛みは無くやすやすとロイの指を呑み込み、膣口が絡みついてきて奥へ奥へと誘い込んでいる。
その感覚にロイは生唾に呑み込んだ。
早くこの中へ自分を埋め込み、縦横無断に動き回りたい!
そう思ったが、まずは慣らさないことには始まらない。
いきなりのことにビックリし、エドワードは驚きおもわず黄金の瞳を閉じた。
その瞳にキスを落としながら、中に入れた人差し指をゆっくりと奥まで挿し入れる。
誘い込まれるように指で行ける最奥まで行き、また抜き出す。
指先だけ残し抜き出したらまた挿し込む。
その動作を数回繰り返すだけでエドワードは背中に電撃が走ったかのような感覚に襲われる。
本数も一本から二本、三本とだんだん増やしていくが、まったく苦しそうな表情をしないので、まばらに指を動かしていく。
足を開いてロイの身体を受け入れているのを、さらに大きく開き、足先は強張り踏ん張ってしまっている。
「あぁ、はぁああん!!」
腰が自然に揺れて、ロイの指を奥まで呑み込み離そうとしない。
ロイの指のリズムに合わせてゆっくりと揺れる淫らな腰。
エドワードは恥ずかしく思いながらも、快感を追い求めるために止めることは出来ない。
快感にロイの指から新たな蜜がシーツへと零れ落ちる。
くちゅりくちゅり、水音が二人の荒い息だけが聞こえる室内にやたら響き渡る。
時折ロイの指が折れ曲り、エドワードの感じる所を突くと、背を仰け反らせ声があがる。
「あっあっあっあ・・・」
スタッカートのようにテンポよく喘ぎ声を洩らし、ロイに絡み付く身体。
あと少しでイけそう・・・。
快感にぎゅっと目を閉じ、イく時の感覚に身体を備えた。
と、そう思った時にロイの指が勢いよく抜かれた。
「ぅえぇっ!!?」
ビックリしてロイを仰ぎ見ると、卑らしく笑んでいた。
どうやら、ずっとエドワードの顔色を伺っていて、いつイきそうになるかを見ていたらしい。
「な、なんで!!?」
ちょっと怒りながら食って掛かるとロイは、
「自分ばかり気持ちの良い思いばかりしていて、ずるいじゃないか」
そう言って、その格好のままエドワードの蜜で濡れた指を自分のベルトへと掛け、自分自身を取り出した。
それはもう威きり立っていてグロテスクに黒光りしていた。
それを見たエドワードは一瞬息を呑んだが、ロイは気にせずにエドワードの蜜を絡みつけながら自分で少し扱き、さらに立たせる。
それをエドワードの秘所にあてがい、挿し込んだ。
「んぁあ!」
「っくぁ・・」
一気に腹に圧迫感が起こり、内蔵が上えと押しやられる感覚が起こる。
痛いとかいうよりも、苦しい。
狭いエドワードの膣内の間隔に苦しそうにロイは眉を潜め声を上げた。
だが、エドワードには痛みはなくロイのモノを先端を咥え込んだだけなのに、奥へ奥へと膣がロイのモノに絡みつき誘い込む。
すぐさまロイは最奥まで押しこんだ。
ズブズブした音が聞こえるが、擦れる感覚に蜜が止め処となく溢れ出す。
根元まで入ると、ロイは一息つきエドワードの顔色を伺う。
お互い額に汗を浮かべ、ロイの汗がエドワードの胸元に髪を伝い流れ落ちた。
エドワードはほど良い快感で瞳を濡らし、頬は真っ赤に染まっていた。
瞳で確認をとると、ゆっくりと動き出した。
「あぁあ、んぁ・・!」
エドワードの良い所を突くように動くロイの腰はだんだんと早く強くなり、エドワードの両足を持ち上げ自分の肩へ置いた。
「ひゃぁあ!!」
いきなり足が持ちあがったことにより、秘所が上を向きロイの目に触れ、しかも動いたことにより膣口、クリトリスが擦れ更なる快感を生んだ。
ロイは膝立ちをし、エドワードの太ももを持ち上からエドワードを犯す。
ぎりぎりまで抜き一気に最奥まで挿し込む。
奥まで挿し込み、腰を円を画くように動かしたり、上下に揺さぶったりする。
「あっあぁ!!ぅんん!っあぁぁ・・・」
激しい行為にエドワードの蜜が辺りに飛び散り、ベッドを汚していく。
エドワードとロイが繋がっている繋ぎ目から、どんどん蜜が溢れロイのモノの根元へと伝い、絡み合う。
「エドワード・・・」
額に汗を浮かばせ今犯している幼い子供の名前を呼び、リズムよく腰を動かしそのリズムに合わせて喘ぎ声が漏れる。
夜はまだまだ長い。
エドワードと同じ黄金の月が静かに夜空に佇み、暗闇にも呑み込まれず、威厳を放ち、朝が来るのをじっと待っている。
**END**
いや、ごめんなさい。初めて書いた小説でっす。大目に見てやってくださいな。
てか、最後まで書けよ!!って勢いですが、私にはここまでが限界でしょうがないです;;こんな管理人ですいません;;
恥ずかしいですよね!!書くのって!!;;読むのは楽しいけども・・・;;何言ってんだよ・・・
ヤッてるだけの小説じゃん!!こんなのは絶対書かないと決めていたのに。
*200.5.31